​2025年4月10日にロサンゼルスで開催された「Canva Create 2025」は、Canva史上最大のアップデートとなる「Visual Suite 2.0」の発表が行われ、デザインと生産性を融合させた革新的な新機能が多数紹介されました。​以下に主要なポイントをわかりやすくまとめます。


目次

🎨 Visual Suite 2.0:すべてを一つのデザインで

新たに導入された「Visual Suite 2.0」は、プレゼン資料、SNS投稿、チラシ、ホワイトボード、スプレッドシートなど、異なる形式のコンテンツを一つのプロジェクト内で統合・管理できるようになりました。​これにより、チーム全体での共同作業がスムーズになり、作業効率が大幅に向上します。​


📊 Canva Sheets:デザインと連携するスプレッドシート

Canvaに新たに追加された「Canva Sheets」は、表計算とデザインを融合させた革新的なツールです。​Googleスプレッドシートのような操作性に加え、以下のようなAI機能が搭載されています

  • マジック関数:​自然言語で指示するだけで、AIが自動的に関数を生成します。
  • マジック分析:​選択したデータをAIが分析し、平均値やグラフを自動作成します。
  • マジックグラフ:​データから円グラフや棒グラフなどを瞬時に生成し、デザインに組み込めます。​

これらの機能により、データの可視化とデザイン作業が一体化し、より魅力的なコンテンツ作成が可能となります。


🤖 Canva AI:会話するだけでデザインが完成

「Canva AI」は、テキストや音声で指示するだけで、デザインの生成や編集ができるAIアシスタントです。​例えば、「Instagram用の投稿を作成して」と話しかけると、AIが自動的にデザインを提案してくれます。​これにより、デザインの専門知識がなくても、誰でも簡単にプロフェッショナルなコンテンツを作成できます。


💻 Canva Code:ノーコードでインタラクティブなコンテンツを作成

「Canva Code」は、コーディングの知識がなくても、AIのサポートでインタラクティブなコンテンツを作成できる機能です。​例えば、飲食店の注文ページや簡単なウェブアプリなどを、テキストでの指示だけで作成可能です。​これにより、アイデアを迅速に形にすることができます。


🖼️ 写真エディターの強化と新アニメーション

新しい写真エディターでは、背景の除去や色調整、AIによる背景生成などが直感的に行えます。​また、「シェイクズーム」や「ウィップスライド」などの新しいアニメーションが追加され、プレゼンテーションや動画に動きを加えることができます。


📶 オフラインプレゼンテーションの対応

ユーザーからの要望が多かったオフラインでのプレゼンテーション機能が追加されました。​事前にプレゼン資料をオフライン用に設定しておけば、インターネット接続がない環境でもスライドの切り替えやアニメーションの表示が可能です。​


🧩 その他の注目機能

  • マジックスタジオ一括編集:​大量のコンテンツを一括で生成・編集できる機能で、大規模なキャンペーンやパーソナライズされたコンテンツ制作が効率化されます。
  • 複数サイズのページを一つのプロジェクトで管理:​異なるサイズのデザインを同時に扱えるようになり、作業の一貫性が保たれます。​

Canva Create 2025で発表されたこれらの新機能により、Canvaは単なるデザインツールから、AIとデータを活用した総合的なビジュアルコミュニケーションプラットフォームへと進化を遂げました。​これからのクリエイティブな作業やビジネスの現場で、Canvaの新機能がどのように活用されていくのか、非常に楽しみです。

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